2015-09-06
旧大宜味村役場庁舎(大宜味村)外観
沖縄県内最古の鉄筋コンクリート建築、旧大宜味村役場庁舎
大正14年に竣工した建物で、平成9年に県の有形文化財に指定されている
鉄筋コンクリート導入初期の建物についての記録は少ないとう
沖縄戦の戦火を生き延びた貴重な資料と言えるだろう
以前から是非一度見たいと思っていた場所
現在は大宜味村村史編さん室として利用されている現役の建物だ
設計者は当時熊本県から国頭郡役所技手として招聘されていた清村勉氏
自ら地域を見てまわり、台風やシロアリなどの被害を目の当たりにしたという
そこで、沖縄には鉄筋コンクリートが適していると実感したそうだ
清村氏は「沖縄県の鉄筋コンクリート造の父」と呼ばれるようになった
この建物の特徴的なデザインは当時としてはかなりモダンなものだっただろう
中でも特徴的なのが二階の八角形の部屋だ
かなり高度な建築技術
大宜味出身の大工は勤勉で行動な技術を持っていたことから
賞賛を込めて大宜味大工(うじみぜーく)と呼んだ
明日は中の様子を紹介します
★この記事は、旧大宜味村役場庁舎で配布されている資料を参考に書きました
関連記事
Comment