2016-03-10
太平橋の遺構(那覇市首里)
首里には多くの琉球王朝時代の遺構が眠っている
太平洋戦争で破壊されたものも数多いが、こうして土の中から発見されたものもある
しかし、この太平橋自体も太平洋戦争で米軍の侵攻を阻むため日本軍に破壊されたという歴史を持つ
県道153号の改良工事が進められている那覇市首里平良町の平良橋付近
琉球王朝時代に建設された太平橋(たいへいきょう)の石積み道路の遺構が発見された
この場所は結構長い間工事してるよなーと数年前から思っていたが、遺構が発見されたと知った時は驚いた
発見された遺構は高さ約4メートル、幅約5メートル
琉球石灰岩で造られている
さて、太平橋というのは何かというと、首里と浦添を結ぶ街道に架けられた石造のアーチ橋のこと
琉球王国時代の1597年に、尚寧王が首里から浦添城に至る道を整備した際に木製の橋だったものを石橋に改修されたそうだ
こんなに保存状態がよいとは!
とても綺麗な石垣にうっとりだ
工事をしていない時に近くの道路から安全面に注意して撮影
立ち入り禁止区域には入らないようにご注意ください!
この記事は那覇市歴史博物館の案内板等を参考にして書きました
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